ストキャスティクスの言葉の意味
ストキャスティクスのスペルは、Stochastics。
Stochastics=推計学
ストキャスティクスの概略
相場の買われ過ぎ・売られ過ぎを判断する分析手法。
レンジ相場(ボックス相場)に強い。
ストキャスティクスの構成要素
MACDは、①%K、②%D、③slow%D の3つからなる。
①%K:(現在値(終値)-過去N日間の最安値)÷(過去N日間の最高値-過去N日間の最安値)×100
分母がN日間の最高値と最安値の価格差、分子が現在値と最安値の価格差になっている。つまり、%Kは、現在値が過去N日間で最安値から何%の位置にいるかを表している。
(例1)14日間のうち現在値が1,000円、最高値が1,000円、最安値が500円の場合、(1,000-500)÷(1,000-500)×100=100%
(例2)14日間のうち現在値が750円、最高値が1,000円、最安値が500円の場合、(750-500)÷(1,000-500)×100=50%
(例3)14日間のうち現在値が500円、最高値が1,000円、最安値が500円の場合、(500-500)÷(1,000-500)×100=0%
上記のとおり、現在値がN日間における最高値の場合は100%、最安値の場合は0%になる。
②%D:%KのSMA
※SMA(Simple Moving Average)は、「単純移動平均線」のこと。
%Dは%KのSMAであることから、%Kに対して相対的にゆるやかな動きとなる。
③slow%D:%DのSMA
slow%Dは%DのSMAであることから、%Dに対して相対的にゆるやかな動きとなる。
ストキャスティクスのパラメーター
①%K
・%Kの日数(N日)
②%D
・移動平均の日数
③slow%D
・移動平均の日数
ストキャスティクスの使い方
買われすぎ、売られすぎからの反発を狙う
ストキャスティクスが80%を超えた状態から80%を割ったところを売りシグナル、20%を割った状態から20%を超えたところを買いシグナルとする。
ストキャスティクスは、上昇トレンド・下降トレンド下においては容易に100%、0%になり得るので80%を超えた時点、20%を割った時点を売りシグナル、買いシグナルとするのは危険。
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